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トッププロの陸トレ(ミック・ファニング編-前編)

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サーファーにとって陸トレは非常に重要なものだ。

サーフィンは海の中でやるスポーツであり、特有の筋肉の使い方をする場面も多い。サーフィンに割ける時間が少なくなってくると、筋力や体のキレがすぐに衰えてくる。特に、劣化スピードが年々早まってくる中高年サーファーは、効果的な陸トレでカバーしていきたいところだろう。

そのためには、サーフィンの動きを熟知したトッププロサーファーの陸トレが一番参考になるはず。そこで今回は、3X ワールドチャンピオンのミック・ファニングの陸トレ動画を紹介したい。ミックが紹介しているトレーニングは室内でも問題なくできる内容である。

がっつり筋力を上げるというよりは、効果的なウォーミングアップを知りたい人、膝や股関節が硬い人、スタンスの安定やターンの質を上げたい人に向いたメニューとなっている。

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まずは準備体操(ストレッチ)

ストレッチには大きく分けて動的ストレッチと静的ストレッチの2種類があるが、ミックがやっているのは動的ストレッチである。

動的ストレッチは、運動前に心拍数や血流を増加させ、体温を高めることで、運動パフォーマンスの向上や運動時の怪我防止の効果がある。また、関節可動域の向上も期待できる。

一方で静的ストレッチは反動利用せずにゆっくりと筋を伸張する方法である。動的ストレッチは運動前に、静的ストレッチは運動後やオフ時に実施するのが良いとされる。

ミックの準備体操は、左右の足首を10回ずつ回すことからスタートする。その次に、両ひざをくっつけて右方向に10回し、反対方向にも10回す。サーフィンにおいて足首と膝はすごく重要で、ここが硬いと怪我をしやすくなる。さらに腰も右方向に10回し、反対方向にも10回す。


つぎは腕をリラックスして左右にブラブラさせる。なんとなく温まってきたら、振るスピードを上げていき、大きく振っていく。ラジオ体操第一の、体をねじる運動にも似ている。腕をひたすらリラックスさせながら、左右だけでなく上下方向にも腕を振る。

次に片方の手のひらを反対側の胸に置き、その状態で腕を振る。振った最後は肩の背中側に振った手を当てる。


次は壁に手をつき、足をスイングする。前方向だけでなく、横方向にも。力を使わず、リラックスして血流をよくするイメージで。筆者は体がかなり硬いほうだが、実際にこれをやってみるとミックほど大きく足をスイングできなかった。力を入れて無理に大きな動作をするとケガの恐れもあるため、程度に気をつけて実施するとよいだろう。

次は股関節。しゃがんで肘で両ひざを広げながら股関節を伸ばす。静かに伸ばすだけでなく、左右に体をゆらすことでさらに伸ばすことができる。

膝の裏を伸ばしたり、膝を横に押したり。

ミックは2019年サーフィン中に膝前十字靱帯(ACL)を損傷し完治に半年以上かかるほどの負傷をしている。そのため、膝に負担をかける動きの前にはこのストレッチを実施しているようだ。※ミックが怪我をした瞬間は以下の動画でシェアされている。分かりにくいが、ターンの後半で後ろ足の膝と足首が変な角度になっているように見える。

 

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さて、ストレッチに話を戻すと、そのまま一連の流れで脚の付け根の前部分などを伸ばしていく。
最後に尻の筋肉を伸ばして、膝と股関節を伸ばしてフィニッシュ。

次はバランスボールを使って

ストレッチによって筋肉にスイッチが入り血流が良くなった後は、バランスボールを使ったトレーニングである。バランスボールを持ち上げながらスクワット。

次に、バランスボールを持ちながらの「ウッドチョッパー」。ウッドチョッパーはトレーニングの動作が木こりが木を切る動きに似ていることから名付けられたメニューだ。腕の力を使うと負荷が腕の筋肉に行ってしまうので、体幹を意識して行おう。


次に腰を使って斜めにバランスボールを振り下ろす。スピードは早めで。

次はバランスボールをつかった「スプリットスクワット」。バランスボールを回す動きを市ながら足を前に出す。ミックがやっているよりも、ダイナミックに動いてもOKだ。

トッププロの陸トレ(ミック・ファニング編-後編)に続く

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