波乗りに関すること色々。

【サーフィン上達】エアリアル(エアー)のやり方

テクニック

近年のショートボードにおいて、最も派手なマニューバーの一つであるエアリアル。高等テクニックであるものの、上級者やプロにとっては、それほど珍しくないマニューバーとなっている。

エアリアルには様々な種類があり、当然種類によって難易度が異なる。ローテーション(回転)の有無や方向、グラブ(板を手で掴む)のやり方によって、それぞれ技の名前が異なる。この記事では、それらエアリアルのやり方を解説する。

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ストレート・エア

ストレート・エアとは

言ってしまえば、シンプルに飛ぶだけのエアーである。ローテーションはしない。ローテーションが当たり前となった現在のショートボードサーフィンにおいては、そこまで派手さはないかもしれないが、高さを出しやすく、時に高得点も狙える。

フロントサイドのストレート・エアのやり方

以下の動画で、元WCTサーファーのコリー・ロペス(Cory Lopez)が基本のフロントサイド・エアーについて説明している。

コリー:「まず、どの種類のエアーにも言えることだけど、スピードが必要不可欠。(参考記事:スピードの出し方をミック・ファニングが解説)。スピードがつくほど、高いエアーをメイクできるよ。

まず波が切り立ってくるセクションをしっかり見定めて、発射しようとする時はそこに後ろ足をヒットさせて前足を胸の方にひきつける。飛び出した後は、ボード上にステイするんだけれども、ここからが重要で、ボード上に体重をかけて着地するときフラットな部分に着地しないこと。怪我をするか、ボードを壊すことになるよ。波が崩れて白くなっているところに着地すれば、柔らかく着地できるはずさ。飛び出し方や、体のバネの使い方はスケートボードのオーリーによく似ているね。

僕の場合、その日やりたいマニューバーを頭に描いていて、もし特大のエアーをやりたいと思ったら、ターンするようなセクションはパスして、エアの発射台をひたすら探すね。

ストレート・エアーは、あらゆる他のエアーの出発点になるもの。まずはスピードをつける方法を知って、そこからオーリーのスタートのようにキックのやり方をつかむ。これが分かると、エア・リバースのように回転を加えたり、グラブすることもできるようになるはずさ。」

エア・リバース

エア・リバースとは

空中に飛び出し、オフ・ザ・リップ(スナップ)で板を返す向きと同じ方向に回転を加えるマニューバーのこと。回転の角度によって、エア・リバース180(半回転)や360(一回転)と呼んだりする。

フロントサイドのエア・リバースのやり方

以下の動画で、元WCTサーファーのタジ・バロウ(Taj Burrow)がエア・リバースについて説明している。

タジ:「エア・リバースは僕にって、最も普遍的なエアリアルだね。テイクオフして、エンドセクションを見つけたら、エア・リバースを仕掛けるのさ。スピードがついている方が絶対だよ。当然、スピードがある方が高く飛べるし。

どんなサイズの波でもメイクできるけど、楽しめるのは2フィートから6フィート(腰~頭)くらいのサイズだね。スタンス部分からローテーションを加えて、回転方向に体を回し、板が足にちゃんとついてくるよう意識すること(動画の1:07あたりからを参照)。

ボードをグラブするなら、僕(レギュラーフッター)であれば、右肩を回転方向にもっていくことで回転を加えるね。グーフィーフッターなら左肩だね。

回転を加える際に体をひねると、前足に上体がかぶさった形になるはずさ。グラブをして回転を加えれば、あとは着地のみだけど、テールから着地させること。岸側にテールが向いた状態になるけど、完璧にキマるときもあれば、右側に重心がシフトしてコケるときもあるはずさ。他にも、スリップしたり、引っかかったり、ボードがフリップしてしまったり・・・色んな失敗があると思うよ。リップの上に着地するときは、すぐに重心を下げるのがベストだね。

ゆるいオンショアのコンディションの時がエア・リバースをするには一番良いね。オンショアもしくは少しサイドショア気味であれば、その他のコンディションよりもエアをメイクしやすいし、ローテーションの際にボードが足についてきやすい。

エア・リバースを狙うときは、前足を少し前にずらして、スタンスを広めにするとよいと思うよ。」

タジが言っているstink bug stance(カメムシスタンス)とは、広めのスタンスで前かがみとなり、ガニ股気味にしたスタンスのこと(※参考画像)。

アーリーウープ(ALLEY-OOP)

アーリーウープとは

エアリバースとは逆回転のエアーである。リップから空中に飛び出し、レギュラーフッターなら時計回り、グーフィーフッタ―なら反時計回りにローテーションを加えるエアーを指す。

フロントサイドのアーリーウープのやり方

以下の動画で、元WCTサーファーのティム・カラン(Timmy Curran)がアーリーウープについて説明している。

ティム:「頭から頭オーバーくらいのサイズで、少しオンショア気味のコンディションがアーリーウープに最も適しているね。オンショアによって足からボードが離れにくくなるから、メイクしやすくなるんだよ。

アーリーウープを仕掛けるのに適したセクションは、ブレイクが始まったばかりの箇所か、もしくはブレイクし終わるセクションのどちらかだね。

アーリーウープは、飛び出した後、波の上に戻ってくるのが難しいんだよ。最初のうちは、波の裏側に着地してしまうことが多いはずさ。なので、崩れかけている波よりも、崩れ始めの波で仕掛けると、波の上に戻りやすいと思うよ。

(※ここからは、動画の1:47~のティムの手振りを観ると分かりやすいと思います)
仕掛けられそうなセクションを見つけたら、ボトムターンを仕掛けて、崩れ始めのタイミングでアプローチする。岸側の方向に波がプッシュするので、360度の回転を加えるのさ。回転を加える際は、テールを蹴り上げて、肩を回し、素早く着地方向を見ること。そうすることで、体とボードを正しい方向にもっていくことができるよ。

回転を加えたら、なるべく低い姿勢をとるようにすること。棒立ちになると、バランスをキープするのが難しいからね。

高いアーリーウープをメイクするには、スピードが必要だね。あとはタイミング。その2つが全てだね。」

まとめ

エアリアルに限らず、サーフィンのマニューバーは一朝一夕には習得できないもの。特にローテーションを加えるエアリアルは、プロでも何百回もトライしてやっと習得できるほど難易度が高い。メイクするために最も重要なのは、諦めないことではないだろうか。もちろん、着地の際の怪我しないよう、無理にメイクしようとしないことも大切だ。

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