波乗りに関すること色々。

2019 ISAワールドサーフィンゲームス宮崎を観戦しよう!

サーファー特集

宮崎市木崎浜ポイントで絶賛開催中の2019 ISAワールドサーフィンゲームス。オリンピック選考試合というだけあって、国内のコンテストとしては最大規模のスケールです。オリンピック本番を除くと、ここまで大きな大会が日本で開催されることは今後しばらく無いと思われます。

スポンサードリンク

出場選手がスゴイ!!

何といっても見どころは、WSL(世界プロサーフィン連盟)のチャンピオンシップツアー(通称:CT)で活躍中のトップサーファーでしょう(参考:メンズのヒート表ウィメンズのヒート表)。※「ヒート」とは試合の組み合わせのこと。例えば「第1ラウンドの第1ヒート」は「1回戦目の1組目」という意味。

今回の大会は、なんと2019CTランキングで現在トップの選手が、メンズとウィメンズともに出場するのです。最高峰の選手が繰り出す、異次元のパフォーマンスを生で見ることができるチャンスは、そうそうありません。今回は数多くのCTサーファーが出場しますが、その中でも要チェックの選手を見てみましょう。

オーストラリア代表

サーフィン大国のオーストラリアは、これまで数々のCTチャンピオンを輩出した強豪国。出場選手も錚々たる顔ぶれです。

Julian Wilson(ジュリアン・ウィルソン)

現在メンズCTランキング11位。2014年パイプライン・マスターズで優勝(さらに、VANSトリプルクラウンも獲得)、2018年ゴールドコーストとフランスで優勝など、CTの大会での優勝が5回。鋭いアクションとエアリアルを武器に、将来の世界タイトル獲得が期待されるサーファーの一人です。しかもイケメン。

Owen Wright(オーウェン・ライト)

現在メンズCTランキング8位。2015年のパイプラインマスターズのウォームアップ中に波に巻かれて脳に損傷を受け、プロサーファーとしてのキャリアは終わったとの報道もありましたが、2017年に奇跡の復活を遂げ、初戦のゴールドコーストで優勝。つい先日のCT第7戦「タヒチ・プロ」でも4度目のCT優勝を遂げています。

Stephanie Gilmore(ステファニー・ギルモア)

現在ウィメンズCTランキング3位。2007年のCTルーキーイヤーでは、全8戦中4つの優勝するという圧倒的な強さで、ワールドタイトルを獲得。その後も数々の大会で優勝し、これまでに7回のワールドタイトルを獲得しています(ウィメンズのCTにおいて、最多ワールドタイトル獲得数タイ記録)。サーフィンがとてもスタイリッシュ。

Sally Fitzgibbons(サリー・フィッツギボンズ)

現在ウィメンズCTランキング2位。まさにアスリートで、厳しいトレーニングをこなし、常にベストを尽くそうする姿勢から生まれるサーフィンは、多彩で豪快。2015年のフィジー大会では、試合中ワイプアウトの際に左耳の鼓膜が破れたものの、テーピングを巻いて試合を続行、結果優勝を獲得するなど、目標を達成するための強いモチベーションが武器。

9月8日(大会2日目)の第3ラウンド第7ヒートでサリーとステファニーが対戦、貫禄のあるライディングを見せたステファニーが勝利しています。

ブラジル代表

一昔前はCTで目立った結果は見られなかったブラジル。ですが、今ではCTサーファーの3分の1を占めるまでになりました。勝利に対する貪欲さや、高い身体能力を持つ選手を多く擁する強豪国です。

Filipe Toledo(フィリペ・トレド)

現在メンズCTランキングトップ。高い身体能力を生かした多彩なエアーが武器で、至る所で大技エアーを仕掛けて軽々とメイクしてしまいます。会場である木崎浜の波は、彼の武器が大いに生かせるため、優勝候補筆頭です。また、今後数年間でCT世界タイトルを獲得する可能性も高く、もちろんオリンピックに出場となれば金メダル候補となるでしょう。

Gabriel Medina(ガブリエル・メディナ)

現在メンズCTランキング4位。過去2度の世界タイトルを獲得。ブラジルのサーファーにとっては、国民的ヒーローと言っても過言ではないでしょう。過去3年間で、CTにおいて他のどの選手よりも多くの勝利を獲得しており、毎年のように世界タイトル候補に挙げられる選手です。しかもハンサム。

Italo Ferreira(イタロ・フェレイラ)

現在メンズCTランキング6位。エアリアルに特化したイベント、『Red Bull Airborne』を制したこともあり、ビーチブレイクの波においては、CT選手のなかでも1、2を争うスキルをもちます。さらに、今年のCT成績は非常に好調で、爆発力があります。

9月12日追記:ケリーやカノアに比べると、知名度は高くないですが、スケートボードライクなアクションに本ヒートでも会場を沸かせていました。

南アフリカ代表

Jordy Smith(ジョディ・スミス)

現在メンズCTランキング2位。長身から繰り出されるパワーサーフィンは非常に迫力があり、筆者にとって生で見てみたい選手ナンバー1です。台風が抜けて現在は波のサイズがややダウン傾向の木崎浜ですが、できれば台風スウェルの大波でのライディングを一目見たかった。。。ジョディのサーフィンや経歴についてはこちらの記事にしっかり書いていますので、是非ご一読を。


9月9日:波はサイズアップ!メンズのヒートまで、サイズキープすることを祈ります。

フランス代表

Jeremy Flores(ジェレミー・フローレス)

現在メンズCTランキング14位。過去に2つのパイプラインマスター(2010、2017)と、タヒチ(2015)で優勝を獲得しており、ヨーロッパのプロサーファーの中で最もCT成績が良い選手です。

Michel Bourez(ミシェル・ボウレズ)

現在メンズCTランキング13位。チョープーで有名なフランス領ポリネシアのタヒチ出身の選手です。鋼鉄のような肉体から繰り出されるパワフルなターンが武器。

日本代表

五十嵐カノア

言わずと知れた、我らが日本代表、五十嵐カノア。現在メンズCTランキング7位。試合運びがとにかく上手いため、どんなコンディションの大会でも好成績を残しています。

アメリカ代表

最後に、一番注目度が高いであろうアメリカ代表のCTサーファーを紹介します。彼らのホームポイントは木崎浜と似たコンディションになる場合も多く、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることでしょう。オリンピック本番においても上位に食い込んでくること間違いありません。

Kolohe Andino(コロヘ・アンディーノ)

現在メンズCTランキング3位。まだCTツアーにおいては優勝経験がありませんが、抜群のサーフィンセンスでとにかくサーフィンが上手いです。木崎浜においても、持ち前のクールなサーフィンスタイルを見せてくれるでしょう。

Carissa Moore(カリッサ・ムーア)

現在ウィメンズCTランキングトップ。3度のワールドタイトルを獲得しています。メンズプロサーファー顔負けのパワーと、高い技術を持つ選手で、ウィメンズCTではタイトル争いの常連となっています。

Kelly Slater(ケリー・スレーター)

最後に、生ける伝説ケリー・スレーター。11度の世界タイトル獲得、55回のCTコンテスト優勝、メンズ史上最年少だけでなく最年長でも世界タイトル獲得など、前人未踏の経歴を数多く持っています。1990年代、ASP宮崎プロとして木崎浜でCTツアーが開催された時もケリーは大会に参加していましたが、あれから二十数年。多くの経験を重ねた、現在47歳のケリーはどのようなサーフィンを見せてくれるのでしょうか。今大会において、彼のヒートは間違いなく注目度ナンバーワンでしょう。

9月12日追記:ケリーは第2ラウンドを危なげなく勝利。最後の一本を乗り終えたあと、時間が余ってインサイドから対戦相手のライディングを観ているほど余裕がありました・・・。

会場への行き方

宮崎空港から木崎浜までは車で15分程です。

■駐車場
9/7〜15 県総合運動公園駐車場(約2,000台、土日は300円)
9/7〜8 臨時駐車場・宮崎大学(約1,000台、無料)

サーフポイント前の沿岸道路に車両は入れません。駐車場自体に空きはちらほら見られるのですが、駐車場出口付近が帰る車で混雑しており、土日の有料のタイミングで車でお越しの場合は、帰るときに少し時間がかかるかもしれません。平日はやや混雑が緩和されていますがると思われますが、公共交通機関の利用もお勧めです(車の運転がなければ、会場で販売されているコロナビールも飲めますね!)。色んな売店があるのも、一つの楽しみどころです。


■路線バス
「宮崎駅西口」または「宮交シティ」から「飫肥/青島/白浜入口」行きのいずれかに乗車→「運動公園」下車。下車後、大会会場まで徒歩10分。

■JR
JR日南線「木花駅」下車。

観戦の仕方

好天に恵まれた宮崎は日差しがとても強いです。テントが無いエリアでは、観戦の際に帽子は必須です。また、こまめな水分補給を忘れずに。天気が急変する場合があるので、予報を見つつ、必要に応じて傘も持参するとよいでしょう。ちなみに、会場最寄りのコンビニは、ファミリーマート 木花運動公園前店です。コンクリの上に直に座ると尻が痛くなりますので、汚れても良いヨガマット等柔らかいものを持参するとよいでしょう。ちなみに、大会会場エリア外(加江田ポイント方面)のフリーサーフィンは可能です。

■駐輪場
会場の林を抜けてテントの横にあります

採点ルール

ライディング中のマニューバーの種類や難易度、スピード&パワー、フロー(ライディングの流れ)などの要素を踏まえて、数人のジャッジが点数を出します。1本あたりの点数は以下の通りに分けられます。

・0.1〜1.9(Poor)
・2.0〜3.9(Fair)
・4.0〜5.9(Average)
・6.0〜7.9(Good)
・8.0〜10.0(Excellent)

全てのライディングの点数のうち、得点が高い方から2本(1本あたり10点満点、合計20点満点)の合計スコアで争いますので、たくさん乗ったからといって高く評価されるわけではありません。

素晴らしいサーフィンを見たら拍手や歓声を送るなど、積極的に参加すると気分も高まると思います。木崎浜のコンディションを見るに、選手のスキルだけでなく波運が試合の行方を大きく左右すると思われます。最高峰の選手がよい波を取るために、駆け引きでバチバチ火花を散らすのも見ものです。

現地での観戦料金は無料。オンラインでは「AbemaTV」の「SPORTS LIVEチャンネル」で独占ライブ配信もされています。会場に行ける人も行けない人も、サーフィン大会をよく見る人も見ない人も、この機会に是非一度観戦してみてください。

スポンサードリンク
サーファー特集